刀と鑿「のみ」
日本の彫師「ほりし」は浮世絵木版画を作るために色んな刀や鑿を使っていた。それらの各は特別な使用がある。名人達は同じ鑿の種類がいくつかあったが、一つずつが別のサイズや角度であった。以下にはその刀や鑿の一番重要な種類を説明する。
全部の刀と鑿は、武士の刀とおなじように、日本製の鋼「はがね」から作っていた。多くの炭酸塩「たんさんえん」の鋼が硬くて、鋭い。しかし、とても割りやすい。それと反して、少い炭酸塩の鋼がやわらかくて、鈍い。しかし、とても割りにくい。そのため、刀や鑿の真ん中は多量の炭酸塩の鋼から作って、外は少量の炭酸塩の鋼にして、とても強くて、丈夫な道具になった。
まず、 彫師は版木刀「はんぎとう」を使って、絵の線を切る。版木刀と言うのは斜交くて、小さなナイフだ。切り方はこの図の通り:
それから、半丸形で、〃U〃の字に似ている丸鑿「まるのみ」を取って、広い面から要らない木を無くした。丸鑿を使っている時、樫「かし」の木槌「きずち」が必要である。「下図参照」
あとで、彫師は相透「あいすき」を取った。相透と言うのは、平らで、弓形のへりの鑿である。それを使って、欲しくないものがプリントに少しも映さないために、下の図に見える通り、要らない木を無くした。この道具はぼかしの効き目を作るためにも使う。
しかも、 三角の形で、〃V〃の字に似ている三角鑿 「さんかくのみ」も存在する。それは急に曲がる線を切るために、あるいは二本の線の間が少ない時 「下図参照」、便利である。
重要なのは、線を彫ると、線のもとが丈夫で、八の字の形になる必要がある。 反対の場合は、弱くて、逆八の字の形になったら、 刷り中に割れる恐れがある。だから、それによく注意しなければならない。 「下図の通り」
最後に、見当鑿「けんとうのみ」もある。それはいつでも木槌とともに見当直し「けんとうなおし」のために使うが、その過程を説明するのは他のポストにするつもりである。
出典:
- Baldwin Katie, Japanese Woodblock Printing, Philadelphia Print Collaborative, Philadelphia 2005
- Bull David, Handbook of Japanese Printmaking Technique
- Tokuriki Tomikichiro, Wood-block printing, Hokuisha Publishing Co., Osaka 1984
お茶の水女子大学の森山といいます。
返信削除浮世絵ではなく、その作り方に関心を持ったというのはとてもユニークです。
ポーランドには版画というもの、またはそれに似たものがありますか。
私のブログを読んで、コメントを投稿したのは御疲れ様でした。
返信削除木版画と言うものは必ずポーランドにもありますが、作り方がとても違いまいす。道具も材料も同じではありません。十五世紀と十九世紀のとき、一番人気がありましたが、今も木版画を作る絵師がいます。
ポーランドの一番有名な木版画の絵師はWladyslaw Skoczylas 「ヴラヂスラフ スコチラス」と言う人でした。彼は1883年から1934年まで生きて、彼の木版画はこのリンクに見えます:
http://images.google.pl/images?hl=pl&lr=&um=1&sa=1&q=skoczylas+drzeworyt&btnG=Szukaj+obraz%C3%B3w&aq=f&oq=&start=0
http://commons.wikimedia.org/wiki/W%C5%82adys%C5%82aw_Skoczylas?uselang=pl#Wood_engravings
どうぞ御覧になって下さい。
お茶の水女子大の森山ゼミでお世話になっている赤木と申します。よろしくお願いします。以前チェコを訪れたときに、銅版画を買いました。ポーランドにも伝統的な版画はあるのでしょうかね?それは、銅版画ですか?木版画ですか?ヨーロッパの版画の題材は、モチーフも、日本とはちがって宗教的な題材が多いように感じています。教えてくださいね。
返信削除コメントを載せて下さってどうもありがとうございました。
返信削除ポーランドの版画は伝統的と言えるか、言えないかよく分かりませんが、今存在しているものは銅版画の方がもっと多いと思います。作り方はもっと易しくて、値段が安いほうからと思います。私は銅版画のことをそんなに詳しく知らないので、専門的な質問を聞かないで下さい。上手に答えられなくて、本当にごめんなさい。
題材やモチーフのことはこの通りなります:
始めて、木版画はどこにも宗教的な題材でした。日本にもヨーロッパにも同じでした。例えば、今まで残った一番古い木版画は聖徳太子が頼んだ、7世紀の仏教のお経です。同じ様に、ヨーロッパの中では、現代まで残った一番古い木版画は1423年の聖クリストファーの画像です。
ここに見えます:
http://www.typeart.com/reference-books/typologia/gifs/saint-christopher.gif
宗教的なものは木版画の最初の使用でした。そして、様々な本に絵を載せるために使っていました。それから、一枚絵と言う、個々な快作になりました。その点から、どんな題材を描いてもよっかったです。
例えば、このサイトのラベルを見て下さい。ここは16世紀のポーランドの木版画です。ラベルに書いた題材は日常生活とか、動物とか、建物や植物など、色々な宗教に全然関係ないテーマが非常に多いです:
http://cpx.republika.pl/galdrzeworytow.htm
たぶん、そのチェコの売り場は宗教に関係ある所にいて、観光客のためだったらしいから、 そんな感じになったと思います。
私は浮世絵の歴史について少し知っていますが、浮世絵はどのように作るのを本を読んでも想像できませんでした。だが、マチルダさんのブログを呼んで作り方をわかりました。絵を投稿に含めるのはとてもいい工夫ですね。投稿の内容はすごくわかりやすくなります。
返信削除次の投稿を楽しみにしています。