ほとんどの人は木版画の原因を間違っていると思うから、先月、皆の意見を聞くために、木版画の原因について投票をブログに乗せた。投票の結果によると、木版画の原因は2世紀の中国で、あるいは7世紀の日本である。しかし、両方でも実に正しくない。 何故かと言うと、その理由は以下のとおりである。
木版画とは凸版画の一種だ。その技法は三つの特性がある。すなわち:
1。木造の板を使うこと
2。彫りた絵の線は他のものの上に残ること
3。一つのサンプルから同じ絵やテキストをたくさん刷ること
その三つの条件を満たせば、ある絵は木版画になる。
現代の考古学者はエジプトに存在しているテーベと言う町でこのような木造のスタンプがたくさん発見された。このスタンプは同じ絵が刷りたものと共に紀元前一千五百年ごろの古代の墓の中にあった。スタンプの面にヒエログリフが彫りているし、墨の跡も見られるから、それは往古の木版画に違いない。あとで、同じようなスタンプがエジプトの他の町でもみつかれた。今、このようなスタンプは大英博物館に非常に多いある。
その上、往古のバビロンにも古い木版画の証拠が発見された。みつかれたものは謎の文字の映している煉瓦であった。この煉瓦に彫りた板で、あるテキストを刷りたそうだ。文字のところに時々小さな木造の部分が残って、木目の形がよく見られるので、刷るために使った板は木造のものだったと分かる。それから、数多の煉瓦に同じテキストがあるから、一つの板をつかって、幾多の煉瓦に文字を刷りたと思われている。こんな煉瓦は大英博物館などに存在するが、そこに書いた文章の意味は今まで誰でも知らない。
其れ故、投票の正しい答えは最後だ。木版画の本当の原因は古代エジプトやバビロンである。
出典:
- Słownik terminologiczny sztuk pięknych, Wydawnictwo naukowe PWN, Warszawa 2007.
- Chatto William Andrew, Jackson John, Bohn Henry George, A Treatise on Wood Engraving, Historical and Practical, with Upwards of Three Hundred Illustrations Engraved on Wood., Published by H.G.Bohn, London 1861.
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